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映画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」の舞台挨拶に行ってきました!
2019年3月11日

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キーワード 映画

作者の実体験をもとにした親子の感動ストーリー

先日、公開中の映画「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」の舞台挨拶へ行ってきました!登壇したのは、主演を務める安田顕さん、監督の大森立嗣さんの2名。司会進行は北川久仁子さん。

 

この映画は、漫画家・宮川サトシによる同名のエッセイ漫画を映画化した作品。ストーリーはすべて作者の実体験がもとになっています。大切な母親との永遠の別れ、そして、母親を亡くしたあとも続いていく生活をリアルに描いた感動作です。幼い頃から病気がちで、母親のやさしい言葉に救われてきた主人公・サトシを演じる安田さんと、チャーミングで明るく、愛情あふれる母・明子を演じる倍賞美津子さんの名演技も見どころです。
<映画の詳細については、2月20日発売poroco3月号・CINEMAページをチェック!>

 

大きな拍手とともに登壇する安田さんと大森監督。それぞれ、一言ずつ挨拶をしていただくシーンからスタート。

 

安田「足を運んでいただいてありがとうございます。これからご覧になっていただけるということで、本当にうれしい限りでございます。今日札幌に入りましたら、雪が少なくて、普段もっと雪が積もっているかんじがありますけど、もう一回降るかな? 3月くらいにね。 まあ、そんな感じでよろしくお願いします(笑)」

大森「監督の大森立嗣です。僕は(札幌に来るのが)かれこれ、ものすごい久しぶりですね。昔は撮影で、室蘭から網走まで移動したことがあるんですけど、札幌でゆっくりすることは、実はあまりなくてですね…雪少ないですか今日?」

「この時期は、新千歳空港に降りたときに、凛とした空気を感じることができるんですよ。その冷たい凛とした空気を感じると、あ〜帰ってきたな…と思うんだけど、ちょっとあったかかったかな…今日はね。」

話題はまず、安田さんの故郷・北海道のグルメについて

北川「北海道といえば安田さん! 故郷なわけでございますが、(大森監督は)安田さんから北海道のここを見たらいいとか、食べたらいいなんていうのをおしえてもらいました?」

「そういえば何も聞いてないですね?(笑)」

「監督って、食とかに興味おありなんですか?」

「結構食いしん坊ですよ。明日帰らなきゃいけないんですけど、今日の夜なに食べればいいのかなって。まあ、お酒も好きですから…なんでしょうか?」

「チームナックスのメンバーは結構グルメだったりするんですけど、私はそんなに食には…(笑)」

「安田さん一人で行っちゃう感じありますよね(笑)」

「そうそうそう(笑)ディノスシネマズ札幌は、よく私が出させてもらう映画の舞台挨拶で呼んでくださるんですよね。私、故郷が室蘭なんですけど、室蘭の室蘭やきとりを必ず楽屋に置いておいてくださって……なんかうれしいですよね。」

「ちょっと食べました。美味しかったです。」

「珍しいでしょ、(室蘭やきとりが)焼き鳥じゃなく焼き豚って。広辞苑にはちゃんと、やきとりとはなんぞやと書いてるところに『焼いた鳥ないしは豚のこと』って書いてあるんですよ。」

会場から「へえ~」という声が。

「どうでもいいですけどね(笑)」

「いやいやいや(笑)へえ、そうなんですね。じゃあぜひ、やきとりも、もっと食べていただきたいですよね。」

いよいよ映画の話に。原作者・宮川さんにお会いしたことは?

「僕は(原作を)読んだあとにお会いして、軽くお話ししたぐらいで。最近で言ったら、公開後の取材を結構、宮川さんと一緒にやらせてもらって…、結構仲良しになりました。」

「かなり取材もされたんですか?」

「う~~ん、まあぼちぼち…(笑)まあ、やりましたよ。宮川さんは僕と背格好がよく似ていて、宮川さんのほうがちょっと若いんですけど…。なんかこう、結構真面目に描いていますけど、あの人ギャグ漫画とかもすごくおもしろくて、だから、どういう人なんでしょうねえ…。こういうちょっと直球な、自分のお母さんへの想いを強く描いているというのとは別に、ものすごいふざけてる部分もあるので、なかなか掴みづらい人ではありますけど…すごくおもしろい方です。」

「原作を通じて、宮川さんの作品を読ませてもらったんですけど、このタイトルの(映画の)原作はもちろん素晴らしいんですけど、『ジブリを読む』っていう作品があるんですよね。宮川サトシさんがジブリを読んだときの感想をただただひたすらに漫画に描くっていうのがあるんですけど、これが意外とおもしろいんですよ。その、観点が。(宮川サトシさんが)この歳になるまでジブリに興味がなかったという、でもこの歳になってから観る機会があって、観るようになって…その感想をいろいろと彼の独自の視点で描いているんですけど、非常におもしろいですね。」

宮川さんの独自の視点を感じられるストーリー

「やっぱりこう、独自の視点…みたいなものは感じましたか?」

「そうですね。とにかく感動はしたんです。感動もしたし、素晴らしい作品だなということは思ったんですけど、じゃあ何に感動したんだっていうものがなんか漠然としてるんですよね。正直、何度もいろんな取材を受けさせてもらって、いろんな独自の観点とかいう話をさせていただいているんですけど、なんか自分でもしっくりきてないんだよね。ただ、可哀想だなあと思って泣いてないんですよ。あの~…、親、死にます。」

「おわかりになりますよね、タイトルで!(笑)わかると思います!(笑)」

「ただね、死んだということに対する、亡くなったということに対する悲しさだったり、ああ可哀想だなと思って泣いてないんですよね。大森監督とお酒を飲みながら話をしたときにも、(亡くなった)その後じゃないですかねという話はすごく二人でさせてもらったことがあります。母を亡くしたあとの世界で生きていく人たちが、どう再生していくのかっていうような、そこになんか感銘を受けたような気がして…だからそこのところは多分原作も、監督が作られたこの作品も、同じ部分であるんじゃないかなという気がします。」

母親役・倍賞美津子さんとのエピソードも

「本当に素晴らしい役者さんだなという。いろんな世間話とかもさせてもらって。ここでは内緒ですけど。」

「ちょっと気になりますけど(笑)」

「内緒です内緒です(笑)ほんと赤裸々に話してくださいましたね。だから私も、自分の心の中に留めておいてなかなか話せない身内の話だったり、家族の話だったりっていうところもお互いし合ったりして、そんなふうに話をしながらお芝居も一緒にやらせていただいた感じです。監督は、もともといつかご一緒したい方だったんですよね?」

「そうです。倍賞さんが昔出ていた映画とかで好きな作品がいっぱいありまして、一度どこかでお仕事ができたらいいなというのは思っていたんですよね。でもタイミングが合わないと難しいので、今回はぜひ倍賞さんにお願いしたいという話を最初にしました。」

「本当に素敵なお母さんですよね。」

「すごいチャーミングで。安田さんはもちろんですけど、倍賞さんの演技も、ぜひお楽しみください。」

主題歌はBEGINが作詞・作曲! 曲中には、安田さんの心に響くフレーズが。

「なんか、この最後の歌ってお母さんに捧げてるような気がしちゃって。この作品のためにBEGINさんが作ってくれた歌なんですけど。いつも引っかかる歌詞があるんですよ。『昨日 今日 今』っていう歌詞と、『明日はいらない』という歌詞がね。これBEGINの比嘉栄昇さん、どういうお気持ちで作詞されたのかなっていうか。映画を観たあとにこの歌詞を聞いたときに、これって何かしら意味深に感じちゃうんですよね。」

「感じますよね。」

「感じることがあるんですよね。普段なんで明日が必要かって言ったら、その日うまくいかなかったからでしょ。365日あったら360日くらい何かしらうまくいってない。でも、うまくいった日とか、この一瞬ずっと続いてほしいなとか、今日が終わってほしくないって思えることもあるじゃない。そういうときってほんのちょっとでしょ。なんかそれぞれに、観終わったあとこの歌の歌詞をどう感じられるのかなって。スタッフロールと一緒にエンディングテーマが流れますからね、よかったら最後まで曲を聴いていって帰っていただけたらと思います。」

最後に映画の見どころをおしえてもらいました!

「僕はすごく、大森監督の引きの絵が好きなんですよね。もちろん、トントントントンってカットが変わっていくのも手法だし、観やすいなとも思うんですけど、なんかこう映画館で観たときに、引きの絵でセリフとセリフの間にある行間が、環境音と一緒に漂ってくるというか…。父親役の石橋蓮司さんと兄役の村上淳さんと私で、何の気なしに煙草を吸うシーンがあります。あそこに漂っている行間が、僕はとても好きですね。」

「僕は、真ん中くらいのいいシーンで、ある高い場所で家族が話をするシーンがあるんですけど、そこのシーンは結構好きです。風景も相まって、俳優さんたちがこういうことを言う環境は、割とこう、人間を強いるというかね…。ただこう自分の想いだけじゃなくて、環境とか風景とか、そういうものから何か浮き出てくるものがあるシーンなので結構好きなんですけど。」


最初はぎょっとしてしまうような衝撃的なタイトルですが、そのインパクトとは異なり、ストーリーは愛情に満ち溢れたとてもやさしい内容。大切な人を失ってしまうかもしれないという状況に対面したとき、その事実とどう向き合って相手を支えていくか。大切な人を亡くしたあとの世界で、どう立ち直り、暮らしていくか。そのヒントが散りばめられた作品です。ぜひ一度、ご覧ください!

「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」は、ユナイテッド・シネマ札幌ほかで公開中。
http://bokuiko-movie.asmik-ace.co.jp

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