【たすけてドクター(胃腸科)】038. 市販の鎮痛薬を飲むと、胃がチクチクと痛みます。

市販の鎮痛薬を飲むと、胃がチクチクと痛みます。
Q. 頭痛や生理痛が起きたときに、市販の鎮痛薬を飲むと胃がチクチクと痛みます。何か胃を刺激するような作用があるのでしょうか?
(27歳・女性)
A.
消炎鎮痛剤には、胃粘膜障害を起こす作用がある
胃潰瘍の原因で一番多いのがピロリ菌だと言われています。次に多いのが消炎鎮痛剤です。整形外科などでリウマチ、椎間板ヘルニア、変形性膝関節症などいろいろな病気の際に、炎症を抑えるためと、痛みを止めるためによく用いられます。この際は1日3回、長期に渡り服用するので、よく胃潰瘍や難治性の胃炎を起こすことがあります。ですから予防のためにプロントンポンプ阻害剤やH2ブロッカーなど、胃酸を抑える胃のクスリを同時投与されることが多いです。このように消炎鎮痛剤には胃粘膜の防御因子を低下させ、胃粘膜障害を起こす作用があると言われているのです。
鎮痛薬を服用するときに、胃薬も一緒に
ご質問者のように時々服用される方の場合は、本格的な胃腸障害にまでなることはまずないと思いますが、一時的な胃炎は起こします。その時にチクチク痛みが生じるのです。ですから鎮痛剤を服用する時は、市販の胃薬でもかまいませんので、一緒に飲むといいと思います。
また、空腹時に服用すると、余計に胃が刺激されるので避けるようにして下さい。食後すぐ服用すると、食べ物で胃酸が中和されるので痛みが出にくいということもあります。飲み方をいろいろと工夫してみて下さい。