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【たすけてドクター】023. ピルを飲みたいけれど、副作用が怖い
2018年8月1日

ピルを飲みたいけれど、副作用が怖い

Q. 海外旅行に行くときに生理がぶつかりそうなので、薬(ピル)を飲もうと思っています。でも、以前に胃が痛くなったり、具合が悪くなったりと大変でした。なにか対策はありますか。いつも生理痛がひどいのですが、ピルの副作用のほうがこわい?
(26歳・会社員)

A. 旅行などで生理をずらしたい、というかたは多いですネ。黄体期を持続させるためのホルモン剤を生理開始予定日の4~5日前から飲む方法がよく行われます。

 飲んでいる間は生理は開始しません。普通は飲み終わって2~3日すると生理がきて、その生理を新たな起点として、今までの周期で次の生理が始まります。

 副作用というと、比較的まれですが、ご質問のかたのように胃腸症状(胃痛・吐き気など)が出ることがあります。

 ホルモン剤は各社から出ておりますが、成分は若干違いますので、対策としては他のメーカーのものに変えてもらうか(といっても複数の種類をおいている病院はあまり無いかもしれません。院外薬局で薬を処方しているクリニックなら、幅広く対応できます)、胃薬を併用するくらいでしょうか。

 ただ、薬を変えれば具合が悪くはならない、という保証は残念ながらありません。けっきょくは飲んでみなければわからないのですネ。最初は具合が悪くても我慢して飲み続けていくうちに、体が慣れて楽になることもあります。

 次に生理痛のためのピルについてのご質問のようですが、このピルには中用量のものと低用量のものがあり、生理日の変更のために飲むピルは中用量です。

 しかし、生理痛を和らげる目的で用いられるのは、より副作用の少ない低用量ピルの方です。本来は排卵の抑制による避妊のために使われるのですが、副効用として生理痛や過多月経の人に効くことがわかっています。

 いっぽう副作用として一番問題になるのは、「血栓症」といって血管が詰まってしまう病気。これは「18歳の女性190万人が1年間服用して4人の発症があった」というアメリカのデータがあり、頻度としては極めてまれです。

 ただし、発症してしまうと足を切り落としたりする可能性もある恐ろしい病気ですので、6カ月に1度は血液検査をして、飲み続けていいのかどうかチェックをします。

 タバコは血管を収縮させる働きがあるので、血栓症の増悪因子となります。喫煙しているかたは、本数を減らすかやめられたほうがよろしいでしょう。ちなみに35歳以上の人で1日15本以上吸う人には、低用量ピルは出せないことになっています。また、このピルは元来は治療目的に使う薬ではないので、保険はききません。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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