【イベント・リポート】 行ってきました!札幌パルコ 「いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館」
首都圏で昨年大好評を博した「いい人すぎるよ展」がパワーアップして開催!
3月15日(金)から、札幌PARCOで開催されている「いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館」。
SNSでも話題のイベントに、早速会場へ行ってきました!
日常に潜む「いい人」を集めた展示
北海道出身で、クリエイティブディレクターとして活躍されている明円卓さん主宰のクリエイティブチーム「entaku」。今回、パルコとタッグを組み、全国6都市で巡回展を開催中。北海道は初開催となります。
本イベントは2部構成となっていて、日常に潜むいい人を集めた『いい人すぎるよ美術館』と、せつない瞬間をとらえた『切ないすぎるよ博物館』が展示されています。
共感できる「いい人」たち
日常の中で「いい人」に遭遇した場面を切り取り、イラストや言葉などで展示されています。
「みんなが手をつけづらいお土産の最初の一個に手をつけてくれる人」「会社のコピー機の用紙が切れる前に補充してくれる人」など、さりげない人の思いやりや気づかいが描かれていて、共感できるものばかり。
普段、アート鑑賞をあまりしない人でも、直感的に楽しめる内容です。思わず笑ってしまう場面が散りばめられています。
「いい人」を再現した写真や造形物も展示
あまりにも行動がさりげなさ過ぎて、今まで気が付かなかった他人の優しさを発見!!同時に、自分も当たり前のように行なっている行動にスポットが当てられて、嬉しい気持ちにもなりました。
その瞬間を再現した写真や立体造形物もあります。
行動に関連する道具からも、「いい人」を感じ取れます。
丁寧に鑑賞しているうちに、何か1つでも真似したくなる思いにかられます。
後半は「切ないすぎるよ博物館」
前半の「いい人すぎるよ美術館」を見終えて、心あたたまる思いになったところで、後半の「切ないすぎるよ博物館」へ。
今度は、自分の記憶の中にもある「切ない瞬間」を垣間見ることに。「同じようなことあったな・・・」と、自分が傷つかないようにそっとしておいた感情を思い出しました。
「悲しい」までいかない瞬間。ささいなことだけど「切ない」場面が集まっています。
不思議と「切ない場面」に癒される
言葉、イラスト、道具、写真など、こちらも表現方法が多彩です。ごく短い言葉で表現しているので、さらさらと読めてしまいます。
「切ないすぎる」瞬間を共感することで、不思議と他人に理解してもらえて癒されたような気持ちにも。
オリジナルグッズも販売
会場の終わりに、グッズ販売コーナーがありました。「いい人すぎるよ」「切ないすぎるよ」それぞれ、ステッカーやポストカードなど販売しています。
会場内に「いい人すぎるよガチャ」が設置。アクリルのキーホルダー1個500円、5種類がランダムに出てきます。
振り返ってみると、人の気持ちの温かさに気が付いたり、自分も経験がある思いやりを誰かに気が付いて貰えたり、反面、ちょっと切ない思いを他人に分かってもらうなど、”共感を楽しむ”という珍しい展覧会でした。ぜひ、気軽に会場へ足を運んでみて。
「いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館」
日程:3/15(金)~31(日)
時間:10:00〜20:00(最終日は~18:00、入場は閉場の30分前まで)
料金:1,500円(保護者同伴で小学生以下無料)
会場:札幌パルコ 本館7F SPACE7
問い合わせ:札幌パルコ
TEL:011-214-2111(代)
Instagram:@parco_sapporo_official