カキモノのオハナシ。vol.7/ボールペンについてのアレコレ
外飲みが楽しい季節になってきました
どうも、編集SSです。
今は6月ですが、「春はどこへ行ったんだ?」ってくらい暑いですね。
暦的にはすでに初夏ですし、6月21日には夏至がくるわけですから、もうすでに夏なのかもしれないですが。
夏は外飲みが楽しい季節です。
先日仕事とは関係なくサッポロファクトリーで開催しているビアガーデンに行ってきました。
やっぱり道民としては「外で飲める」ということが最高のスパイスになってますよね。
そんな5・6月に反して今年は冷夏の予想らしいですが……このまま程よい季節が続いてくれるとなお嬉しいです。
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さて今回は、私が使っているボールペンたちをご紹介したいと思います。(前書きは全然関係ないです)
最近は高性能ボールペンに各社かなり力を入れていて、新商品が続々登場しています。
学生時代はもっぱらシャープペンなのであんまり身近ではなかったのですが、社会人になるとボールペンのほうがよく使いますよね。
もちろんどんなボールペンだって「書ける」という機能は同じですが、“書き心地”が全然違うので、店頭などで試し書きをして比べてみると面白いですよ。
今回ご紹介するのはこの4種類です
一口に「ボールペン」といっても、種類があるのはご存知ですか?
インクの種類によって、「油性」「水性」「ゲルインキ」の大体3種類に分けられます。
それぞれの特徴の違いは私よりもメーカーさんのほうが詳しいので、気になる方はぜひ調べてみてください。
ざっくり分けると「油性=にじみにくいが書き心地がやや重たい」「水性=さらさらと書きやすいがにじみやすい」「ゲルインキ=油性と水性のいいとこ取り」という感じ。
今回ご紹介する商品でいうと、ゼブラの「サラサ ドライ」とぺんてるの「クレナ」はゲルインキ、パイロットの「オプト」は油性です。
個人的には水性ボールペンのメリットはゲルインキに充分包含されていると思うので、ゲルインキをよく使います。
ゼブラの「ブレン」はまた別のタイプになりますので、こちらは後ほどご紹介しますね。
速記性に優れたゲルインキボールペン
まず紹介するのはゼブラの「サラサ ドライ」。
名前の通りさらさらっと書けて、速乾性がすごいんです。
ボールペンのストレスの1つって、たくさん書いていると手の横にインクがついちゃったり、乾く前に触って文字が伸びたりすることですよね。
ところがこの「サラサ ドライ」のゲルインキは書いてすぐに乾くので(※紙質によります)そのストレスがない!
メモを取ったり書類を書いたりなど、連続でたくさん書くというときにオススメです。
「クレナ」は同じくゲルインキボールペンで、こちらも速乾性に優れた「エナージェル」という独自のインクを使っています。
こちらは0.3mm、0.4mm、0.5mmと細い字が書けるところが個人的にポイント高いです。(サラサドライは0.4mmと0.5mmと0.7mm)
インクの種類も黒・赤・ブルーブラック・ブラウンという珍しい取り揃え。
全体的にクラシカルで大人っぽいデザインで、多彩な色を揃えているので男性にも女性にもオススメです。
油性ボールペン「オプト」は長持ちなのが魅力!
「オプト」はパイロットから発売された油性ボールペン。
油性ボールペンのいいところは「濃くしっかり書けて、水に強い」ところ。
たとえば複写式の書類などを書くときは油性ボールペンを使うのがいいと思います。
そして「オプト」のいいところの1つは耐久性。
ボールペンのクリップって地味に壊れやすいのですが、「オプト」のクリップはしっかり挟めて壊れにくい!
ちなみに写真のものはクリップ部分に「poroco」のロゴが入っている特別仕様です。
もう1つの「オプト」の特徴はなんといってもそのインク量。
上が「オプト」の替芯、下は同じパイロットの油性ボールペン「スーパーグリップノック」の芯です。
比べてみれば一目瞭然。
通常のパイロットのレフィルに比べて約45%もインク量がUPしているそうです。
「ボールペンをたくさん使う」という人にオススメですよ。
本体は200円、替えレフィルは60円とリーズナブルながら耐久性・インク量ともに優れたコスパのいいボールペンです。
ボールペン界に革命? スムーズすぎる書き心地「ブレン」
「ブレン」は2018年に発売されたばかりなのですが、そのあまりの書き心地のよさに瞬く間に大ヒットしたボールペンです。
とにかく、本当に、是非試してほしい。このストレスフリーすぎる書きやすさ。
思わず「え? この世から摩擦抵抗がなくなったの?」と思う、かもしれない。
っていうとちょっと大げさですが、全然力を入れていないのにするするする~っと書けてしまうのです。
商品名の通りまさに「ぶれない」のが書きやすさのポイント。
そしてインクはゼブラ独自開発の「エマルジョンインク」を使用。
わかりやすくいうとこの「エマルジョンインク」は、「油性とゲルインクのいいとこどり」という感じで、耐水性がありながら書きやすいのが特徴です。
それぞれの筆跡の違いを比べてみました
それぞれの筆跡を比べてみたのですが、こうして比べてみると筆跡の太さも結構違いますよね。
体感的に0.3mmの「クレナ」よりも0.5mmの「ブレン」のほうが細く見えるし、0.7mmの「オプト」よりも、0.4mmの「サラサ ドライ」のほうが太めに見えます。
(筆圧はできうる限り変えていないつもりです)
やはり油性ボールペンの「オプト」は、ゲルインクなどと同じ筆圧で書くとややかすれ気味なので、少し力を入れて書いたほうがきれいに書けそうですね。
自分好みのボールペンを見つけてみてください
と、普段にもまして文量が多くなってしまいました。
「ボールペンなんて何でも同じでしょ」と以前は思っていたのですが、実際に書いてみるとその進化具合にびっくりします!
特に「ブレン」の書きやすさは新感覚なので、ぜひ手にとって試してみてください。
私は仕事柄いろんな紙質のものにメモや書き込みをするので、取材のメモのときはゲルインキ、写真を確認するようなツルッとしたコート紙に書き込むときは油性ボールペンを使っています。
みなさんもアレコレ試してみて、お気に入りのボールペンを見つけてみてください。
各メーカーのこだわりなんかを知ると、誰かにオススメしたくなるかもしれません。
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今回はこの辺で。
春先からずっとペンケースを探しているのですが未だにしっくりくるものに出合えていない編集SSでした。