こんにちは、ゲストさん!

【9/20スタート!】「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2019」試食会レポート

グルメ 2019年9月15日

オトクにフレンチを楽しむ17日間「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2019」

芝生が覗く中庭に面した個室を贅沢に独り占めです
芝生が覗く中庭に面した個室を贅沢に独り占めです

'19年で第9回目を迎える「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2019」

全国700店舗以上のフレンチレストランが参加し、9/20(金)~10/6(日)の17日間、この期間だけのオトクなコースを提供します。

参加するレストランには「トレ・ボン! 日本のテロワール」をテーマに、各地の“和”の食材を使ったオリジナル料理を用意。

北海道からは30店舗が参加しており、今回は特別に「ミクニ サッポロ」のコースの試食会にお招きいただきました!

北海道を代表するフレンチレストラン「ミクニ サッポロ」

「M」を象ったロゴが店内の至るところに配されています
「M」を象ったロゴが店内の至るところに配されています

北海道増毛町出身で、日本の仏料理界の第一人者でもある三國清三シェフがプロデュースする一軒。

JRタワーホテル日航札幌が運営をしていて、メインダイニングの窓からは札幌の街並みを一望できます。

北海道を代表する格式の高いフレンチレストランの一つでありながら、ドレスコードはなく、ゲストに寄り添う上質ながらも温かでおもてなしも魅力です。

季節のアミューズからはじまるコース

一口サイズの「豚肉のリエット」と「南瓜のムース」
一口サイズの「豚肉のリエット」と「南瓜のムース」

アミューズの1皿目は、一口サイズの可愛らしい「豚肉のリエット」と、シュー生地に包まれた「南瓜のムース」

リエットの周りにはスパイスで炒った胡麻をまとわせていて、柔らかな豚肉の旨味と、香ばしい胡麻とほんのりとしたスパイスの香りがマッチしています。

柔らかな触感のシュー生地と、やさしい味わいの南瓜のムースも相性がとてもいいです。

さっぱりとした夏の「胡瓜の冷製スープ」
さっぱりとした夏の「胡瓜の冷製スープ」

「胡瓜の冷製スープ」は、中にミントとじゅん菜が入っていて、さっぱりとしたさわやかなひと品。

「胡瓜をスープに!?」と驚きましたが、青臭さがなくミントのアクセントがすっきりとしていてまさに夏らしい味わいです。

こちらは夏のアミューズで、季節によっては食材が変わるそう。

これからの季節は温かいスープに切り替わるとのことで、そちらも楽しみですね。

お酒と付け合せのパンもぜひゆっくり味わって

シャンパンとオレンジジュースを合わせたシャンパン「ミモザ」
シャンパンとオレンジジュースを合わせたシャンパン「ミモザ」

オススメ頂いたシャンパンカクテル「ミモザ」を頂きました。

シャンパンにオレンジジュースを合わせたさわやかな一杯で、お酒はそんなに得意ではないという方でも飲みやすそうです。

ほか、こちらのお店には常駐のソムリエがいらっしゃるので、ワイン好きの方はぜひオススメを聞いてペアリングを楽しんでみてください。

道産小麦『はるゆたか』と天然酵母のパン
道産小麦『はるゆたか』と天然酵母のパン

また、付け合わせに自家製パンを提供してくれます。

こちらは道産小麦『はるゆたか』と天然酵母を使って焼いたパンです。

ほんのり酸味があるので、お肉料理と合わせていただくのが個人的にオススメです。

和と洋が上手に組み合わさった前菜

「百合根のムースリーヌと毛蟹 利尻昆布のジュレ」
「百合根のムースリーヌと毛蟹 利尻昆布のジュレ」

前菜の「百合根のムースリーヌと毛蟹 利尻昆布のジュレ」は、使っている食材はほとんどが和なのに、味わいはしっかりフレンチという驚きを楽しめます。

甘みを蓄えた旬の百合根と、毛蟹の旨味がよく合い、利尻昆布の出汁を使ったジュレのやさしい風味も魅力です。

トッピングのほくほくした百合根のフリットや、さっぱりとする茄子がいいアクセントになっています。

道産秋刀魚を彩りも美しいひと皿に

「秋刀魚と焼き茄子のタルト仕立て」
「秋刀魚と焼き茄子のタルト仕立て」

こちらは2皿目の「秋刀魚と焼き茄子のタルト仕立て」

一度酢〆した秋刀魚を、皮目はこうばしく、身はしっとりとしていて、これだけでも本当に美味しい!

サクサクのタルト生地の上には、ほかにも茄子のピューレと紫蘇のサラダ、ドライトマトがトッピングされていて、全体的にさっぱりとした味わいです。

ソースはバジルのソースと、ブラックオリーブに秋刀魚のワタを合わせたソースの2種類。

ワタのソースは程よい苦味がお酒によく合います。

秋の味覚・鮭を使った魚料理は食感を楽しんで

「秋鮭のミ・キュイ 菊芋のヴルーテ」
「秋鮭のミ・キュイ 菊芋のヴルーテ」

魚料理は「秋鮭のミ・キュイ 菊芋のヴルーテ」

「ミ・キュイ」とは「半生」を意味するフランス語で、その名の通り皮目はパリッと、身は中心に行くにつれレアに仕上げています。

上川地方の酒粕を使ったとろっとなめらかなヴルーテソースには菊芋を使用。

菊芋は“天然のインシュリン”とも呼ばれるイヌリンという成分を多く含み、美容・健康面から最近注目を集めています。

また、ソースにはオクラや舞茸なども入っていて、合わせて食べると食感の変化が楽しい!

ポロネギのフリットの香りもいいアクセントになっています。

鮭は「フランス レストランウィーク」開催期間中には日高沖で獲れる天然の秋鮭『銀聖』が登場するそうです。

上質な蝦夷鹿肉を甘酸っぱいコンフィチュールとともに

「十勝“ELEZO MARCHE”より蝦夷鹿肉 厚真産ハスカップのコンフィチュール」
「十勝“ELEZO MARCHE”より蝦夷鹿肉 厚真産ハスカップのコンフィチュール」

肉料理には「十勝“ELEZO MARCHE”より蝦夷鹿肉 厚真産ハスカップのコンフィチュール」を。

「ELEZO MARCHE」は、十勝・豊頃町で狩猟から処置、熟成、加工などを一手に担う株式会社エレゾの枝肉熟成流通部門

所属するハンターは自らも調理人としての資格を持っており、調理の仕方まで計算して熟成させる赤身肉を提供しています。

今回メインディッシュはその「ELEZO MARCHE」から仕入れる蝦夷鹿肉

鹿肉は酸味のあるベリー系のソースと相性がいいとのことで、今回は厚真産のハスカップのコンフィチュールを添えたひと皿に。

旨味の詰まった赤身肉に甘酸っぱいコンフィチュールがよく合い、ワインとの相性も抜群。

付け合せには牛蒡のフリットやシシトウ、ズッキーニ、ビーツを添え、お皿にはビーツのパウダーをあしらっています。

食後はデザートとコーヒーでゆっくりと

夏のデセール「西瓜のショートケーキとソルベ」
夏のデセール「西瓜のショートケーキとソルベ」

デセールには季節のフルーツなどを使ったひと皿を提供。

この日はまだ夏だったので、スイカを使ったショートケーキとソルベをいただきました。

みずみずしいスイカとスポンジという組み合わせが意外だったのですが、さっぱりとした味わいが食後にぴったりでした。

イベント期間中には秋の食材を使ったデセールが登場するのでお楽しみに。

食後のコーヒーと日替わりの小菓子
食後のコーヒーと日替わりの小菓子

最後はコーヒーと小菓子でゆっくりと過ごせます。

コーヒーの香りをかぐと、満たされた気分になりますよね。

コースの構成はランチ、ディナーともに同じなので、ちょっとしたお祝いごとなど特別な一日にぜひ利用してみてください。

道産の旬食材で仕立てる"北海道のテロワール”

料理長の二本柳眞シェフは浦河町出身
料理長の二本柳眞シェフは浦河町出身

'17年から「ミクニ サッポロ」で料理長を務める二本柳 眞シェフは、今回の「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2019」で若手の注目株として“フォーカスシェフ”にも推薦された実力者。

三國清三シェフが掲げる「キュイジーヌ・ナチュレル」という考えを大切にしながら、北海道の四季折々の食材を使ったフレンチのひと皿を提供してくれます。

「キュイジーヌ・ナチュレル」とは、素材の持つ力を最大限に引き出す、自然にも人にもやさしい料理哲学。

本イベントのテーマであり、「土地の味」を意味するフランスの「テロワール」にも繋がる考え方です。

 

「今回のイベントを通して、フレンチをもっと身近に感じてもらえると嬉しいです。特別なお祝いはもちろんですが、久しぶりの再会や家族での食事など、『ささやかな記念日』の思い出に寄り添えるよう、その日訪れるゲスト一人ひとりに満足していただけるお料理を提供しよう、という考えを大切にしています」と二本柳シェフ。

今回のテーマでもある「日本のテロワール」について、「せっかく北海道のレストランなのだから、北海道という地の特色を生かした食材を」と考え、あえて秋刀魚や鮭など馴染み深い食材を選んだのだそう。

北海道の食材が持つ、素材そのものの美味しさと奥深さを引き出したコースを、ぜひこの機会に楽しんでみてください。

オリジナリティあふれる和の食材×フレンチのコラボレーション

「ミクニ サッポロ」以外にも道内から30店舗が参加するほか、北は北海道から南は沖縄まで、全国700店舗以上が参加する今回のイベント。

今回試食させていただいた「ミクニ サッポロ」のコースは、ランチ・ディナーともに8,000円(税・サ込)となっていて、普段の価格よりもオトクに一流のフレンチを味わうことができます。

「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2019」の特別メニューを利用するには、事前予約が必要です。

同イベントの公式WEBサイトで参加レストランを一覧で確認できる他、利用したいシーンや価格でお店の検索ができるので、気になるお店をチェックして。

和食材を使ったオリジナリティあふれるフレンチのコースで、「日本のテロワール」をじっくりと味わってください。

 

※お料理は仕入れ状況により、メニューの変更があります。

EVENT INFO
  • イベント名 ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2019
  • 開催期間 9/20(金)~10/6(日)
  • 時間 店舗により異なる
  • 料金 *L*Dともに2,500円or5,000円or8,000円(すべて税・サ込)
    ※店舗により異なる
  • 会場 ミクニ サッポロ ほか全国の参加レストラン
  • 問い合わせ先 フランス レストランウィーク事務局
  • WEB http://www.francerestaurantweek.com/
※2021/4/1以降の各記載価格はすべて消費税込価格となります。
この記事をシェア
SHOP INFO
  • 店名
    フレンチレストラン ミクニ サッポロ
    フレンチレストラン ミクニ サッポロ
  • TEL 011-251-0392
  • 住所 北海道札幌市中央区北5条西2丁目5 札幌ステラプレイス・センター9F
  • アクセス JR・地下鉄さっぽろ駅直結
  • 駐車場 あり/施設*P ・2,000円以上で2時間無料
  • 営業時間 *L 11:30~15:00 *LO 14:00/*D 17:30~21:30 *LO 20:00
  • 定休日 火曜、ほか月1~2回不定休あり
  • 料金目安 *L 5,000円/*D 10,000円
  • 予約 なるべく
  • カード 可/主なものOK
  • 席数 74席/禁煙
  • 子供の利用 小学生以上OK
  • サービス料 10%
  • URL https://www.jrhotels.co.jp/tower/restaurant/mikuni
この記事を書いた人
編集SS

お出かけのときにはノートとペンが必須アイテムの書き物好き。趣味は水族館巡りで、イチオシの魚類はハナヒゲウツボ。

編集SSが書いた記事はこちら
人気記事ランキング
porocoからのお知らせ!
SNSもチェック
poroco SNS もチェック!
会員登録するとお気に入り登録機能が使えます!
詳しくはこちら