さっぽろカフェ連載(41)/ONIYANMA COFFEE & BEER
気軽に楽しむ本格的な一杯
大通公園からも程近いビルの1階に同店はある。
お値ごろにスペシャルティクオリティの味わいを体験できるのも同店ならではで、コーヒーはたっぷりマグカップサイズ。
店舗の入口を入るとすぐ目に飛び込んでくる小型の焙煎機で、姉妹店を含むすべてのシングルオリジンの豆を自家焙煎しているそうだ。
タイミングが合えば希少な豆がさらっとメニューに上っていたりして、コーヒー好きにはたまらないラインナップ。
またカッピング会を催したり、コーヒー関連の大会へ参加したりとスタッフは常に腕を磨き、次の世代を担う焙煎家たちとの交流や情報交換も活発。
本人たちは「仕事だから」、というよりは「楽しいからやっている」ようで、そんなところも自然体ですごくいい。
誰もが心地よく過ごせる空間
店内は工場を彷彿とさせるような、ちょっぴり無骨でカッコいい雰囲気。落ち着きがあり、漂う穏やかな空気は、世代を問わずに気軽に立ち寄れる懐の深さがある。
ふらりと豆だけ買って帰る人がいたり、遅めのランチを食べるスーツ姿の男性のすぐ横で、女性グループがパフェを食べながらおしゃべりに夢中だったり。自由で開かれた感じが何とも居心地がいい。
手づくりの多彩なフード
同店はフードメニューが豊富なのも魅力。
食事からスイーツまでそのほとんどが自家製だそう。
とりわけコーヒーと同様に“焙煎”の手法で香味を引き出すスパイスとも相性はよく、「レンコンキーマカレー」や「ベジタコライス」と合わせるのもおすすめだ。
メニューによってはヴィーガンにも対応してくれて、様々なニーズに寄り添ってくれるのもうれしいところ。
スイーツなら、個人的には「ティラミス」がイチオシ。
クリーミーで軽やかな味わいはどんなコーヒーとも合うけれど、いつもと違うペアリングを楽しみたいならぜひスタッフに相談を。
暮らしにそっと寄り添う一軒
この記事を書くにあたって改めてお店のHPを拝見したところ
素敵な言葉を見つけた。
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コーヒーと「友」に。
コーヒーとともに食事を、コーヒーとともに会話を、コーヒーとともに待ち合わせを。
まるでお店が友達みたい。
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暮らしの中に当たり前に溶け込んでいて、ちょっぴり上質。
そして、毎日でも飲み飽きしない美味しさはまさにお店の魅力そのものだ。
朝は8時から営業しているのでモーニングを楽しみながら朝活するのもいいし、夜はクラフトビールとおつまみで、仕事帰りに軽く一杯飲むのもいいだろう。これからの季節ならテイクアウトをして公園でピクニックなんて楽しみ方も。
“サードウェーブ”との言葉が知られるようになって久しいが、そのもう一つ先、
日本人ならではの感性と表現で、心潤うひとときを提供してくれる一軒。
ONIYANMA COFFEE & BEER
(オニヤンマ コーヒー アンド ビア)
札幌市中央区南1条西6丁目21-1 センチュリーヒルズ1F
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店名
オニヤンマ コーヒー アンド ビアONIYANMA COFFEE & BEER
- TEL 011-207-5454
- 住所 北海道札幌市中央区南1条西6丁目21-1 センチュリーヒルズ1F
- アクセス 地下鉄大通駅1番出口より約3分
- 駐車場 なし
- 営業時間 8:00~20:00 *LO 19:30(日曜、祝日8:00〜18:00 *LO 17:30)
- 定休日 月曜(祝日の場合は営業、翌火曜休)
- 席数 34席/禁煙
- 子供の利用 OK
- URL https://www.instagram.com/oniyanma_coffee/