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【たすけてドクター】051. 心当たりがないのに、カンジダ症と診断された

2018年8月1日

 

心当たりがないのに、カンジダ症と診断された

Q. ここ2~3日外陰部にかゆみがあり、「カンジダ症」と診断されました。でも感染する心当たりがないのです。半年くらい性交はないし、睡眠は不規則ですが最近体調が悪いとか抗生物質を服用したということもありません。強いて言えば、1週間ほど軟便です。温泉やサウナ、プールにも行っていません。考えられる原因はあるのでしょうか? それとこの治療が終わるまで、温泉などには行かない方が良いのですか?
(22歳・学生)

 

A. カンジダについては「036.カンジダ性膣炎の予防策を知りたい」にも書きましたが、比較的多い病気なので改めてお答えします。

 「膣カンジダ症」あるいは「カンジダ性膣炎」といいますが、深刻に悩むような病気ではありません。我々の体には様々な微生物が共存していますが、カンジダというカビも他の細菌と共に普通は“仲良く”暮らしています。御質問にあるように、抗生物質などで特定の細菌が抑えられてしまうと、微生物間のバランスが崩れカンジダが増えてしまうことが多いのですが、体調が悪くなり細菌に対する体の抑えが効かなくなることで起こる場合もあります。

 ただ、心当たりがなくてもカンジダ症になることもあるのですヨ。元々は体の中にいつもいるカビなわけですから、原因をアレコレ考えてもあまり意味はありません。御質問の方の軟便はカンジダとは関係がないでしょう。

 治療は普通、膣内洗浄と膣座薬挿入にてよくなりますが、治っても繰り返す方がいます。再発を防ぐ明らかな方法はありませんが、ティートリーというアロマオイルで洗浄するとあまり繰り返さなくなることがあります。

 温泉は行っていただいても大丈夫ですが、かゆみがある場合や膣座薬などで治療中の時は控えた方がいいでしょう。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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