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【たすけてドクター(胃腸科)】010. 萎縮性胃炎は自然治癒する?
2018年8月1日

萎縮性胃炎は自然治癒する?

Q. 先日、健康診断で萎縮性胃炎により要経過観察と診断されました。自然に治るということはありえるのでしょうか?

(38歳・会社員)

A.  人の皮膚が年齢と共にハリやツヤを失い、シワが増えてくるのと同じように、胃の粘膜も年齢と共に変化します。粘膜の厚さが薄くなったり、消化をおこなうための胃液を分泌する腺組織の数が減ったり、面積が狭くなったりするのです。これにより、粘膜の抵抗力が落ちたり、消化する能力が低下するような変化を萎縮性胃炎といいます。その程度にはかなり個人差がありますが、この状態が即病気というわけではありません。ただ、このような胃炎がある人は、ポリープや潰瘍、ときには悪性の病気を合併する率が、ない人に比較して高いといわれています。ですから、精査のため1度、胃カメラの検査を受けることをオススメします。

 また、胃にピロリ菌があるとそれが刺激になって、萎縮が進むといわれています。ピロリ菌は胃や十二指腸潰瘍の原因ともいわれ、最近では、胃がんとの関係も研究されています。胃の自覚症状があるようでしたら、ピロリ菌の検査をすることもオススメします。検査は血液を取るだけで簡単にできます。ピロリ菌陽性なら除菌をおこなった方が良い場合がありますが、除菌も1週間薬を飲むだけですみます。除菌がうまくいけば、萎縮性胃炎の進行はある程度、抑えられます。しかし、もとの粘膜に戻ることはありません。萎縮そのものが病気ということではないので、前記のような点に留意すれば、あまり神経質になる必要はないでしょう。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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