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【たすけてドクター(胃腸科)】024. 腸にガスがたまり、圧迫感と痛みをともないます

2018年8月1日

腸にガスがたまり、圧迫感と痛みをともないます

Q. 便秘症でガスがたまりやすい体質のようで、ときどき下腹に痛みと圧迫感を感じます。ひどいときは吐き気をともなうことも。こうした症状は改善できるのでしょうか。

(27歳・女性)

A.  ゆっくり噛むことで胃腸の負担を減らす

 便秘でガスがたまりやすく、痛みや圧迫感などの症状があって日常生活に支障をきたしているようですネ。質問者の場合は便秘も問題ですが、まず食生活全体を根本的に見直す必要があると思います。胃の働きを助けるために、よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。食べ物を口に入れたら、一度箸を置いて30回ほど噛むように。飲み込んだらまた箸を取るようにして、ゆっくりといただくのです。噛むとその刺激が脳に伝わり、ストレスが溜まりにくくなるんですよ。食べ物がドロドロになった状態で胃に送ることで胃腸の働きを助け、負担を少なくするのです。よく噛むと味がよくわかるので食事をより楽しむことができますし、同じ量を食べても満腹感を得やすく、腹八分の状態を保つことで胃腸の負担が軽くなるんです。

 

胃腸には一日のリズムがある

 次に食事の時間ですが、一日三食、ある程度決まった時間に摂るのが大事です。そして夜遅い時間には食べないこと。特に寝る2時間前以後は食事を取らないように心がけてください。胃腸の働きには一日のリズムがありますので、それを乱さないようのするのが重要です。胃腸の働きは全身のリズムにも影響を受けているため、定期的に適度な運動を行なうことをオススメします。逆に、寝不足、過労、ストレスなどは、必ず悪影響を及ぼしますので避けましょう。

 

腸内の「悪玉菌」を増やさない

 腸にいる「腸内細菌」は「善玉菌」と「悪玉菌」に分かれてうまくバランスをとっていますが、悪玉菌が増えるとガスが発生したり、身体に有毒な物質が発生しやすくなります。暴飲暴食、脂肪分の摂り過ぎ、偏食などは悪玉菌が増えやすくなるので注意してください。以上のような食生活に努め、それでも症状が改善しないようなら、やはり一度大腸の検査を受けたほうがいいと思います。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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