【試食会レポート】9/25スタート!「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2020」
フランス料理をもっと気軽に!「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2020」
毎年恒例、フランス料理を気軽に楽しむイベント「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」が本日9/25(金)からスタート!
10年目となる’20年は、過去最長の20日間の開催です。
9/25(金)~10/14(水)の間、全国540店舗以上のフレンチレストランが、「トレ・ボン! 日本のテロワール」をテーマに、各地の“和”の食材を使ったオリジナル料理を用意。この期間だけのオトクなコースを提供します。
北海道では札幌市西区の農園レストラン「AGRISCAPE」をはじめ26店舗が参加。
今回は特別に試食会にお招きいただいた、「AGRISCAPE」のコースをご紹介いたします!
札幌市西区の農園レストラン「AGRISCAPE」
’19年4月に自然豊かな札幌市内小別沢にオープンした同店。まわりは山と農地しかありませんが、それもそのはず、この地で栽培されている美味しい野菜の後継者がおらず、円山のフレンチレストラン「SIO」でスーシェフを務めていた吉田夏織さんがシェフ兼農園責任者として、栽培を受けついだのだそう。
今では1.5ヘクタールの広大な農園で夏には80種類、1年で150種類の野菜が収穫でき、マイクロキュウリなどスーパーでは見かけないものも。形が悪い野菜はスープやピューレに、使わなかったものは鶏や豚のエサや堆肥にするなど、フードロスの施策も行っています。
吉田シェフがフレンチの技法を駆使して作り上げる料理からは、採れたて野菜のパワーと、その本来の味わいがはっきり感じられます。
畑が広いため一日に何度も収穫することになるそうで、「朝採れ」どころかついさっき畑で採ってきた野菜を調理して提供することもあるそうです。農園レストランならではの贅沢ですね!
また、収穫した野菜の出来がすばらしくいい場合は、その野菜が活きるメニューに内容を変更する場合もあるそう。今回の試食会の料理は一例としてみてください。
9月某日一人きりの試食会
今回の試食会では、個室に案内していただきました。
まだ残暑が厳しい日で、窓からは青々とした木々が風に揺れるのが見えます。市内、しかも平日の仕事中ということを忘れてすっかりリラックスした気分に。
9月から農場の仲間入りをしたオスのヤギも元気に過ごしていました。いずれはメスを飼ってミルクをとれるようにしたいとのこと。どんどん新しいことに挑戦されているので、何度も訪れたくなりますね。
「AGRISCAPE」提供のイベント限定コース
「AGRISCAPE」が今回のイベントで提供するのは、ランチ・ディナーともに8,000円(税・サ込)のコースです。取り入れる和食材には、自家農園の「山ワサビ」を選んでいます。どんな使い方をするのか楽しみです。
1品目は「ホワイトレディのスープ」。
朝に収穫した真っ白なトウモロコシ『ホワイトレディ』に、水と少しの牛乳、塩だけで作るシンプルなスープ。トウモロコシはもいだ瞬間からどんどん風味が落ちていくそうですが、こちらはすっきりとした甘さで雑味がなく、コーン‟ジュース”とでもいうべきさわやかさ。キリリと冷えていて、喉も潤いました。
2品目は「ゴールドラッシュのワッフルとエスプーマ」。
鮮やかな黄色のトウモロコシ『ゴールドラッシュ』のワッフルを、エスプーマにつけていただきます。
このエスプーマは、焼きトウモロコシを表現したもので、軽くてまろやかな食感。エスプーマの少しの塩味と、ワッフルの甘み、エスプーマの上にかかったコーヒーの香ばしさのバランスのいいひと品でした。
3品目は「トマトのエスプーマとマリーゴールドのアイスクリーム」。
一見「どの辺がトマト?」と思うのですが、この白いエスプーマがトマトでできているんです。シュワシュワした食感で、はっきりとトマトの味わいがするのに青くささはありません。
その下に華やかな風味のマリーゴールドのアイスクリームがあり、トマトエスプーマと一緒に食べるとちょうどいいです。見た目のシンプルさに反して、甘さも華やかさもある驚きのひと品でした。
4品目は「その日の畑のサラダ」。
野菜やエディブルフラワー、ハーブが約10種類てんこ盛りで、グリーンブーケのような華やかさ。
ドレッシングは少量だけ野菜の味を邪魔しない程度にかけられていて、ハーブたちが味に変化をつけてくれています。ひと口ごとに違う味が楽しめ、食べ進めるのが楽しいサラダです。同店でも人気の料理の一つだそう。
食べ終えたときは、口の中にお花の香りが感じられました。
5品目は「シャルキュトリー盛り合わせ」。
冷えた白ワインとともにいただきました。レバーパテとパテドカンパーニュが自家製で、生ハムはニセコの「シャルキュトリー アカイシ」さんのもの。どれも美味しくてワインが進みます。
いずれは自家製ハムも作っていきたいとのことで、こちらも今後が楽しみです。
ワインは、料理に合うものを赤・白・泡を全部で約100種類揃えているそう。まだワインリストを作っていないとのことなので、お料理に合うオススメを訊いてみてください。
6品目は「牛の赤ワイン煮込み ナス 新ニンニクのソース」。
牛肉もナスもとろっとろの食感! ニンニクの風味が食欲を刺激するのですが、強烈さはなく上品な味わいです。
そして、本当はこの6品目に同店が選んだ和食材「山ワサビ」が使われる予定だったのですが、この時期はまだ香りが不十分だったため使われておりませんでした。
山ワサビを加えるとどんな味になるのか、ぜひご自分で確かめてください。
7品目は「プレノワールの炭火焼」。
キメが細かくジューシーな味わいの黒毛鶏『プレノワール』を平飼いで飼育。筋肉質なお肉は弾力があり、噛めば噛むほど旨味が感じられます。
一緒に「ジャガイモのパン」。半分はジャガイモでできているパンはモチモチ&ふんわりしていて、こちらも噛めば噛むほど味が出ます。
8品目はデザートの、「カモミールとハチミツのブリュレ」と「バジルとレモンのシャーベット」。
ブリュレは、コクがありつつ軽やかなあと味で、カモミールの香りが印象的。
シャーベットはさわやかながら、バジルがアクセントになっていました。
最後にコーヒーとハーブティーを選べるところ、私はハーブティーをいただきました。
レモンバーム、ミント、スイートマジョラムのフレッシュハーブが入っていて、豊かな風味とほどよい甘みに最後まで大満足でした。
「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2020」を利用するには
ご紹介した「AGRISCAPE」以外にも道内から26店舗が参加するほか、全国540店舗以上が参加する今回のイベント。
今回試食させていただいた同店のコースは、ランチ・ディナーともに8,000円(税・サ込)となっていて、普段の価格よりもオトクにお店の魅力を知ることができます。
尚、「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2020」の特別メニューを利用するには、事前予約が必要です。
まずは、同イベントの公式WEBサイトで参加レストランのチェックを。フレンチの王道メニューからの検索や、食事のシーンに合わせて、などニーズに合わせた検索機能が充実しています。
各店の魅力を活かしたオリジナリティあふれるコースで、フランス料理を気軽に楽しんでください!
※お料理は仕入れ状況により、メニューの変更があります。
- イベント名 ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2020
- 開催期間 9/25(金)~10/14(水)
- 時間 店舗により異なる
- 料金 *L*Dともに2,500円or5,000円or8,000円(すべて税・サ込)のいずれか
※店舗により異なる - 会場 AGRISCAPE ほか全国の参加レストラン
- 問い合わせ先 フランス レストランウィーク事務局
- WEB http://www.francerestaurantweek.com/
-
店名
レストラン アグリスケープRestaurant AGRISCAPE
- TEL 011-676-8445
- 住所 北海道札幌市西区小別沢177
- アクセス 地下鉄円山公園駅より車で約15分
- 駐車場 10台
- 営業時間 *L 12:10~15:30 *LO 13:00/*D 17:40~22:00 *LO 19:30
- 定休日 不定
- 料金目安 *L 4,400円~/*D 13,200円~
- 予約 要
- 席数 20席/禁煙
- 子供の利用 応相談
- サービス料 10%
- URL http://www.agriscape.jp/