「poroco編集長、今月のひと皿」 日本酒と料理 淳吟
和食店の佇まいを持つ落ち着いた店内。けれど出てくる料理は、日本に限らず、台湾、トルコ、メキシコ、ロシアなどをイメージした全18種類もの料理を豆皿スタイルで提供。
店主の松本さんは新店の立ち上げやプロデュースの仕事も国内外で行い、それがきっかけで毎年10ヶ国ほど海外を訪問しているそう。その中で「世界で様々な料理を食べたときに、日本酒に合うと感じた」こと、そして「お酒を楽しむために少しずつ料理を味わいたい」ということから、このスタイルになったそうです。
今月のひと皿「蒸しアワビの肝のクリームソース」は、日によって変わるコース料理の中でも必ず入るスペシャリテ。アワビを昆布に挟んで蒸すため、昆布のグルタミン酸とアワビの旨味が凝縮していて、ミルクやバターと合わせた肝のソースとの相性もたまらないひと品。
豆皿スタイルも面白い!
器にもこだわった豆皿スタイル。コースは5,000円と8,000円で、どちらも全18品。21:00以降はおつまみ中心の2,000円コースも。
合わせるお酒は、福島県産を中心に、特に「天明」で知られる曙酒造のものが豊富。日本酒も含めた飲み放題が3000円なので、酒好きは料理と合わせてぜひこちらを。
和食店の佇まいを持つ落ち着いた店内。ゲストとの距離が近い広々としたカウンター席のみ。店主とのおしゃべりも楽しく、オススメの日本酒を教えてもらいながらゆっくりとした時間を過ごせます。
幼少期の数年間を熊本で過ごし、旭川、小樽、そして札幌へ。2014年よりporoco編集長、2021年8月よりporoco統括編集長(北海道生活、niwacul統括編集長兼務)。美味しい情報を発信して札幌を元気にしたい!と日々奮闘中。美食家などに与えられるギルドクラブジャポン「コンパニヨン・ド・サントゥギュゾン」’23年に就任。
poroco統括編集長・福崎里美が書いた記事はこちら