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【たすけてドクター(胃腸科)】007. 左下腹部痛が続いていますが、異常なしと診断されました…
2018年8月1日

左下腹部痛が続いていますが、異常なしと診断されました…

Q. 左下腹部痛が3カ月ほど続いています。婦人科では異常なし、内科では便潜血検査、尿、血液、触診をしましたが、異常なしという診断でした。やや軟便ですが、痛みの程度に変化はなく、しこりもありません。医師には特に勧められませんでしたが、腸の内視鏡検査を受けるべきでしょうか?

(34歳・女性)

A.  婦人科では異常なしということですので、やはり内科の病気による痛みではないかと思います。その部分にある臓器は大腸か腎臓、尿管などです。腎臓や尿管による痛みはほとんどの場合、尿の検査で異常がみられますので、検尿で異常なしということであれば、腎臓系統の痛みというのは否定的です。そうなると、痛みの原因は大腸にあると考えられます。便潜血反応は異常なしということですが、この検査は主としてガンなどの悪性の病気やポリープなどをチェックする検査ですので、ひとまず心配な病気はなさそうです。やや軟便で痛みがあり、しこりもなく、痛みの程度もあまり変化がないということを考え合わせると、1番考えられるのは腸の働きのバランスが崩れて、痛みなどを起こす過敏性腸症候群です。

 大腸は主として水分やガスなどを吸収する働き、便は不要なので体外へ出す働きをしています。この働きがバランス良くおこなわれているときは、適度な硬さの便が1日か2日に1回出ます。水分を吸収する働きが落ちたり、便が腸内を動くスピードが速かったりすると下痢気味になります。この場合、腸がケイレンするように早く動くので痛みを感じます。もう1つ考えられる原因としては、大腸憩室があります。腸の壁の弱いところが外側へ飛び出て、ポケットのような袋ができてしまう症状です。ここに炎症が起こると、やはり痛みがでます。質問者の場合、3カ月も症状が続いているので、やはり1度大腸の検査を受けた方が良いでしょう。その場合は内視鏡より、腸全体の形がわかる注腸バリウム検査の方が良いと思います。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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