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【たすけてドクター】167.陰部のかゆみが続いています。感染症は陰性ですが、妊娠に影響はありますか?

2018年8月1日

陰部のかゆみが続いています。感染症は陰性ですが、妊娠に影響はありますか?

4月頃から、陰部のかゆみ、痛み、おりものの増加、さらには腫張もあります。6月頃に婦人科を受診しましたが、感染症などはすべて陰性とのことで原因不明でした。
その後も症状は続き、眠れないときなどは自分の勝手な判断で家にあるステロイド剤を塗布して気を紛らわしています。
子づくりも考えているのですが、この症状が心配でなりません。原因不明なこの症状に対してこれからどうしたらいいのでしょうか?
(25歳・女性)

A.

皮膚科にかかるか、別の婦人科でセカンドオピニオンを
 症状をお伺いする限りでは、今まで何度かお話をしてきた「カンジダ性膣炎」あるいは「外陰部カンジダ症」を考えますが、一度婦人科を受診されたうえで、感染症は陰性だったということであれば、「接触性皮膚炎」のように何らかの刺激を受けて、皮膚が炎症を起こしているのかも知れません。ステロイド軟膏は対症療法ですが、塗布する事で炎症が取り除かれているうちに自然に治ることが多いものです。しかし、漫然と塗っていると副作用的に皮膚に変化が生じて来ますし、ステロイドにも強弱がありますから、素人判断せずに、皮膚科にかかるか別の婦人科でセカンドオピニオンを取ることをお勧めします。

妊娠に影響はないので安心して
 一般的に言って、外陰部の症状が不快であるにしても、そこから重篤な症状に発展する(極端にいえばガンになるとか)ことはありませんので、ご安心下さい。あまり深刻に考えないことです。
  なお、外陰部の症状と妊娠は普通は関係ありません。稀な例として、たまたま分娩時にヘルペスなどのウィルス感染が外陰部にあり、それが重篤な場合には、赤ちゃんへの感染の危険性を考え、帝王切開を選択することもありますが、これは分娩時のみの問題であって、ご質問の方が懸念されている妊娠そのものについては、影響はありません。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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