そろそろお茶にしませんか?/8杯目台湾茶
台湾茶とは
台湾茶ってご存知ですか? 名前の通り、台湾で作られているお茶の総称です。なんとなく中国茶と一緒くたになりがちですが、凍頂烏龍茶や東方美人、阿里山茶などは正確には台湾茶に入ります。
紅茶も作られていますが、多いのは香り高い美味しい烏龍茶!
ところで、なぜ今月台湾茶のご紹介なのかというと、私事ながら先月台湾に行ってきたからです。あちこちでお茶を楽しんできたので、その時の様子とお茶を紹介させていただきます。
鶯歌(イングー)で梨山茶
台湾でまず足を運んだのが台北駅から鉄道で約30分ほどの場所にある街「鶯歌(イングー)」。昔ながらの陶磁器の街という事で可愛い茶器を目当てにやってきました。
昭和レトロと南国を掛け合わせたような独特の雰囲気で、道の両側に様々な陶器のお店が並んでいます。
シンプルでさりげないものや、絵柄付きのもの、彫りが凝っていてお高いものまで様々。お店に入って眺めていると、小さな器にお茶を入れて出してくださるのが嬉しかったです。
茶器や雑貨のお店が並ぶ中、お茶屋さん(カフェではなく)があったので入ってみると、今回の旅行のお目当ての一つである台湾高山茶・梨山茶が! 試飲させていただいてやっぱりとても美味しかったので購入してきました。
お茶を淹れてくれるテーブルがそれ専用のもので、鯉や蓮の花(たぶん)が彫られています。そこに茶器を温めたお湯を捨てると、テーブルの上に池ができるんですね。なんとも風流。。。
お店の方は日本語が話せなかったのですが、少しの英語と日本語の単語、あと漢字の筆記でコミニュケーションに不自由はしませんでした。
迪化街で烏龍茶のミルクティー
次に向かったのが、台湾で最も古い問屋街の「迪化街」。台北駅から歩いて20分ほどの距離にあります。
老舗の乾物屋以外にもモダンな石鹸専門店、日本人女性経営のセレクトショップ「你好我好」があったりして、お買いものが楽しい場所でした。
そしてこのエリアに恋愛成就のパワースポット「霞海城隍廟」があるそう。準備不足で全くノーチェックだったのですが、現地のガイドさんになぜ行かなかったのかとがっかりされたので、ぜひ皆さんは行ってみてください! ご利益がすごいと評判らしいです。
さんざん買いものを楽しんだ後に行ったのが「ASW Tea House」。イギリスの図書館をモチーフにした紅茶専門店で、台湾紅茶やオーガニックのハーブティーを楽しめます。どれも美味しそうで悩んだのですが、烏龍茶のミルクティーとスコーン(マンゴーかパイナップル)をオーダーしました。
烏龍茶は色が薄いので紅茶のミルクティーのようなビスケット色にはなりませんが、烏龍茶の華やかな風味とすっきりとした後味がしっかり出ていてとても美味しかったです。スコーンにはクリームなど何も付いてませんが、フルーツのほのかな甘みがあるので物足りなさはありません。スイーツはほかに、マドレーヌやパートドフリュイがありました。店内もとても素敵で、台湾に行った時にまた訪れたいお店の一つです。
九份の茶房で烏龍茶
台湾の欠かせない観光スポットである九份にも行ってきました!そして当然のようにお茶を飲んできました。
訪れたのは築150年以上の建物を使った「九份茶房」さん。夜でしたが、たくさんのお客さんで賑わっていました。
こちらでオーダーしたお茶は「炭焙東方美人」。ほうじ茶とはまた違うのですが、きりりとした香ばしさとお茶の味が強く、リフレッシュできるようなお茶でした。
また、店内でお茶や茶器も販売しています。時間が限られていたのでゆっくり見て回れませんでしたが、夜の九份は見れたことだし、次は昼間にゆっくり訪れたいと思います。
台湾茶に合わせて食べたいパイナップルケーキ
台湾といえば、パイナップルケーキ!ということで、まずは買ってきたお茶にパイナップルケーキを合わせて楽しんでいます。
写真のパイナップルケーキは九份で買ったもの。パイナップル果肉たっぷりで、酸味が程よくお茶の味を邪魔しません。
洋風アレンジのパイナップルケーキだと、繊細なお茶の味を邪魔してしまうので、ちょっと淡白な昔ながらのものがよく合いそうです。皆さんが台湾に行かれた際の参考になれば幸いです!