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【たすけてドクター(胃腸科)】029. 下半身のむくみに悩んでいます。
2018年8月1日

 

下半身のむくみに悩んでいます。

Q. むくみに悩んでいます。通勤に車で片道40分かかるのですが、会社に到着する頃にはすでに下半身がむくんでしまい、家に帰る頃には、足の太さも靴のきつさも朝起きたときとは全く違います。ツボ押しや軽い運動など試しましたが、改善されず困っています。

(28歳・女性)

 

A.  むくみは専門的にいうと「浮腫」

 むくみは専門的には浮腫といい、水分が特定の部位に異常に貯留した状態をさし、多くは血管とそれを取り巻く色々な組織の細胞の間の間質という場所に貯留した状態をいいます。浮腫の起こるしくみには簡単にいうと二つあり、血管内の圧が高くなり、血液の一部が外側へもれていってしまう場合と、血管内の血液成分の濃度が低くなり、それを高くする為に水分が血管外へ出てゆく場合です。

 

浮腫には全身性と局所性のものがある

 浮腫には全身性のものと局所性のものがあり、前者の場合は肝臓、腎臓、心臓などに病気がある場合に見られます。肝硬変になると肝臓で作られるタンパクの量が減り、血液中のタンパクが低下して浮腫を生じます。また、腎臓病の場合も尿にタンパクが出てしまうため、血液中のタンパクが減り、浮腫を生じます。心不全や腎不全、甲状腺機能低下症の場合も全身性の浮腫が見られます。
 局所性の浮腫としては、静脈性では、抹消の静脈から心臓へもどる血流が阻害される静脈血栓症や静脈瘤、リンパ性では、乳がんや子宮がんの術後などいろいろな理由で流れが妨げられる場合があります。これらの病的な浮腫の場合は体重増加を伴い、漸増で、短期間で元に戻ることはありません。
 それから、特発性浮腫といい特別な病気がないのに浮腫がみられることがあります、女性に多く、日内変動が大きいのが特徴です。
 質問者の場合は、まず浮腫が病的なものかどうかキチンと診断してもらう必要があります。特に病気がなく、特発性のものという事になれば、次に治療を考えればいいと思います。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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