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【たすけてドクター(胃腸科)】023. 食事中に左胸の痛みが。人間ドックでは異常なしだったのに……。
2018年8月1日

食事中に左胸の痛みが。人間ドックでは異常なしだったのに……。

Q. 食事中や食後に左胸が苦しくなります。特に食べ物を飲み込むときに痛みを感じるのです。人間ドックでは「異常なし」でしたが、長く続くので気になります。

(45歳・女性)

A.

食事中の痛みは「逆流性食道炎」の疑い

 食事中や食後に左胸が苦しくなり、飲み込むときに痛みが出るということですが、これらの症状は食べ物が食道を通過するときか、食事そのものが引き金になって出現するのだと考えられます。食事中に苦しくなるという症状に多いのは、「逆流性食道炎」があるようなときです。食道と胃の境界部にただれ(ビラン)や潰瘍、発赤などの炎症が起こってくるもので、胃潰瘍などと違って人間ドックの胃バリウム検査ではハッキリ診断がつかないことが多いのです。特に軽度の食道炎の場合はそういったケースがあるので、注意した方がいいですね。やはりもう一度胃内視鏡検査を受け、直接食道や境界部を観察してもらう必要があります。典型的な場合だとこのほかに、胸焼け、しみる感じ、膨満感、吐き気などの症状が見られ、ときにはノドの痛み、朝方の咳などの症状が出ることもあります。

 

すい臓に疾患がある可能性も

 食後の痛みで考えられるのは、胃の背中側にあるすい臓に問題があるときです。食べたものが胃から十二指腸に移動すると、それが合図となってすい臓からすい液が多量に分泌されます。したがってすい臓の病気の痛みは、食後に出現することが多いのです。またすい臓は胃の背中側の後腹膜腔に位置するので診断が難しく、ドックなどの簡単な検査では診断がつかないことがあります。痛みは身体の左側に現れることが多く、左背部痛や左腰痛などが起こるのです。現在の症状のほかにも食欲不振、体重減少、倦怠感などの症状があるようなら、ぜひ一度精密検査を受けてください。消化器専門の病院で、CTやMRIなどの画像検査を行なってもらうとよいでしょう。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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