さっぽろカフェ連載(33)/MaShu 神宮の杜
神宮の杜を望む贅沢な空間
ふだんはお気に入りの本を一冊持ってカフェへ出かけることが多いけれど、ここへ訪れるときは何もいらない。
木々の隙間からキラキラと漏れるやわらかな日差し。
時折見せるエゾリスの愛らしい姿。
耳を澄ませば聞こえてくる、野鳥の心地いいさえずり……。
大きな窓から移ろう季節をぼんやりながめていると、張り詰めたものがゆっくりと解けていくのを感じる。
北海道の良質な素材で作るバターサンドやソフトクリーム、オーガニック茶葉を使ったブレンドティーが評判の同店は、’21年春よりギャラリーを併設したこの場所へと裏参道から移転。
閑静な通りに佇む一軒家をリノベーションした空間は、円山の原生林を望む唯一無二のロケーションだ。
店名の「MaShu」とはオーナーである祝子さんと店長の真花さん母娘の名前から1文字ずつとったもの。
その名の通り、素材に向き合ったこだわりのメニューはもちろんのこと、器や内装まで心を配り、大人がゆったりと過ごせるくつろげる癒しの空間をお二人が二人三脚で作り上げてきた。
良質な素材を楽しむバターサンド
看板メニューはやはり北海道バターを使ったバターサンド。
ひと口頬張ると体温でゆっくりと溶けていく風味豊かなバタークリームは、コクがあるのにすっきりとした後味で、良質な素材と丁寧な手仕事を感じさせる。
単品での注文やテイクアウトはもちろんのこと、一口サイズのバターサンドと季節のフルーツなどを盛り合わせたプレートもおすすめ。
小枝とともにあしらって、まるでたわわに実った果樹を思わせるアートなひと皿に思わず歓声が上がる。
この日はソフトクリームも一緒に楽しめるメニューをセレクト。少しずついろいろ食べたい人にも大満足のひと皿だ。
ソフトクリームの新しい楽しみ方を提案
ミルク感たっぷりのソフトクリームは「抹茶」や「カカオニブ」、「すりごま」などトッピングをプラスできるようになっていて、中でもおすすめはシチリア産オリーブオイル!
ほんのりとした渋みとフレッシュな果実味がまろやかなソフトクリームに奥行きをプラス。岩塩やブラックペッパーも添えてあるので、組み合わせて楽しめば新感覚の美味しさにきっと驚くはず。
季節のパフェもぜひ
季節ごとに変わるパフェも好評。
7月からはレモンをふんだんに使ったキュンと甘酸っぱい「レモンパフェ」を提供している。
レモンゼリーやヨーグルト風味のジェラート、ピューレなどパーツも手づくりし、食感や味わいが絶妙のバランス。
レモンの風味は実は皮によるところが大きいけれど、そのよさを最大限に活かすことができるのは無農薬レモンを使っているから。
皮や果肉を丸ごと使用することで、苦味や酸味、香りがより一層と際立ち、紅茶ともよく合うひと品に。
最新のパフェはお店の公式Instagramにて確認を。
2階のギャラリースペースは、アートの展示だけでなく貸しスペースとしてワークショップの開催なども可能。様々な人に解放し、今後はさらに自由に利用してもらえる場所にしたいと考えているそう。
写真・文/小澤 和歌子
さっぽろカフェ連載 一覧
※記載価格はすべて税込です。
※掲載情報は取材時点のものです。施設内容やメニューなどは変更になる場合があります。
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店名
マシューMaShu
- TEL 011-616-3171
- 住所 北海道札幌市中央区北1条西28丁目3-5
- アクセス 地下鉄円山公園駅1番出口より約3分
- 駐車場 3台
- 営業時間 10:00〜18:00 *LO 17:30
- 定休日 月曜、第3火曜
- 席数 24席/禁煙
- 子供の利用 OK
- URL https://www.instagram.com/mashu_sweetstea/