

2030年の札幌、どんな街にしたい?
どんな札幌で暮らしたい?
ここ数年で、様々なところで聞かれるようになったSDGs。
なんとなくは知っていても、どこか遠くの出来事に思える人も多いかもしれません。
でも実は、私たちの一つひとつの行動が世界中の課題とつながっていて、SDGsは暮らしに密接しています。
私たちの大好きな自然豊かな札幌でも、気候変動の影響で暑い日が続いたり、大雨による大きな被害があったり……。「なんだか変かも?」と思うことが増えてきました。
197万人が生活する札幌では、日々たくさんのモノが消費されています。そんな、大量にエネルギーや資源が消費される都市だからこそ、SDGsについて考えてみよう。
環境も、社会も、経済も。
よりよい札幌に
現に、札幌は全国に先駆けてSDGsの取り組みをスタート。
「次世代の子どもたちが笑顔で暮らせる持続可能な都市『環境首都・SAPP‿RO』」※1を将来像にSDGsの達成を目標に掲げ、2018年6月には、政府から「SDGs未来都市」※2として、全国で29都市のうちの一つに選定されました。
考え方の基本は、環境を軸に、社会も、経済もトータルでよくしていくこと。
たとえば、雪国だからこその課題である「高断熱・高気密住宅の普及」は、暖冷房エネルギーを削減することで気候変動対策になるほか、健康で快適な生活につながります。また、地産地消といった「持続可能な消費」を推進することで、CO2排出量の削減ができると同時に、地域内経済循環につながります。そして「歩いて暮らせるまちづくり」の取り組みは、自動車によるCO2排出削減のほか、交通事故の防止や渋滞の解消、健康的な暮らし方につながります。
そんな札幌市の取り組みを知ると、SDGsは堅苦しいものではなくて、私たちの生活の質「クオリティ・オブ・ライフ(QOL)」向上にもつながっている! と思えますよね。私たちの一つひとつの選択が、日々の暮らし、そして札幌の未来をよりよくしていけると思うと、なんだかワクワクしてきます!
それぞれができることを、行動してみませんか。
※1)SAPP‿RO(サッポロスマイル)は、食や自然、四季折々の様々なイベントなど、多くの魅力的な資源に恵まれた「笑顔になれる街」をイメージしたロゴです。※2)2018年、SDGs達成に向けて優れた提案と取り組みを行なう都市を「SDGs未来都市」として政府が選定する制度が開始。全国から29の都市が選定され、札幌市もその一つに。2021年7月現在、124都市が選定。北海道内では、北海道、ニセコ町、下川町、上士幌町も選定されている。
札幌市の環境保全の取り組み


「まちぐるみ」でフェアトレードの輪を広げる活動を推進している都市として、2019年6月に全国5都市目の「フェアトレードタウン」に認定された。
※フェアトレードタウンは、2021年7月現在、国内6都市。

2020年1月、最高ランクの「プラチナ」の認証を取得。札幌市は、特に一人当たりの温室効果ガス排出量や生活排水使用量が少ないことから、「エネルギー」や「水」の分野で高い評価を受け、同カテゴリでは、日本の都市で初めての認証取得となり、世界最高得点を獲得した。


2020年2月、札幌市内から排出される温室効果ガスを2050年には実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指すことを表明。2021年3月には、その実現を見据え、2030年に温室効果ガス排出量を半減(2016年比で55%削減)するという高い目標を掲げた「札幌市気候変動対策行動計画」を策定し、「気候非常事態」を宣言。気候変動対策の重要性を呼びかけるとともに、取り組みを加速させている。

世界中の一人ひとりに関わる
幸せな未来のための取り組み
SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。2015年9月の国連サミットで採択された「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」で、貧困や飢餓、社会的格差、気候変動など様々な問題を解決する17のゴールで構成されています。地球上の「誰一人取り残さない」ことを掲げ、世界中の一人ひとりに関わる取り組みです。



















参考/国際連合広報センター https://www.unic.or.jp/
< poroco2021年9月号掲載【SDGs連載】