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【たすけてドクター(胃腸科)】013. 胃酸過多で痛みを感じても治療法はない?
2018年8月1日

胃酸過多で痛みを感じても治療法はない?

Q. 空腹時に胃の痛みがあり病院に行ったところ、胃酸過多と診断されました。医師に「症状を和らげることはできても、治すことはできない」と言われましたが、普段の生活でどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

(26歳・会社員)

A.  胃酸過多に伴う病気に注意

 「胃酸過多」というのは正式な病名ではなく、胃液が多く出る状態を指しています。それ自体は病気ではないのですが、胃酸過多の結果として胃潰瘍や胃炎をおこし、痛みなどの症状が出ます。胃液には主としてタンパク質を分解するペプシンという酵素と、消化を助けたり、細菌を殺したりする働きのある塩酸が含まれています。これらを分泌する細胞の面積や数は、若いヒトには多くありますが、年齢と共に萎縮が進み、数も面積も少しずつ減っていきます。ですから若いヒトは食欲旺盛で、たくさん食べても充分に消化する能力があり、お年寄りは消化力が落ちていくのです。そのため歳をとると自然に食べる量も少なくなって、好みも消化の良いものへと変わっていきます。この方の場合26歳と若いので、胃液が多いのは必ずしも病的な状態ではありません。胃に病気があるのかどうかが問題ですので、まず胃カメラなどの検査をキチンと受け、しっかりした診断をしてもらうことが大切です。

 

空腹時は牛乳を飲んで痛みを予防

 病気がないのに空腹時に痛みがあるとしたら、胃液中の酸が悪さをしていると考えられます。熱い食べ物に弱いヒト、辛いものも平気で食べられるヒトがいるように、胃の中の粘膜の痛みに対する感受性はヒトにより多少違います。敏感なヒトは酸により痛みが出たり、酸が刺激になって軽い胃ケイレンのような状態をおこすことがあります。その場合は、酸を中和してくれる牛乳を飲むと良いでしょう。牛乳ではなくほかの飲み物、食べ物でも症状が和らぐはずです。また食事はなるべく規則正しい時間に取り、あまり空腹の時間を長くしないというような工夫が必要です。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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