さっぽろカフェ連載(35)/poool Espresso&Work
エスプレッソとカルチャーのいい関係
バリスタによるとっておきのエスプレッソを楽しむカフェ。
11のカテゴリで選書した知的好奇心をそそられる書店。
新進気鋭のアーティストの作品を気軽に楽しめるアートギャラリー。
センスのいいインテリアグリーンを配置した癒しの空間。
コーヒー一杯で過ごせる気軽な仕事場。
「poool」の魅力を一言で表現するのは難しい。
どれも本当で、どれも本気だから、一つだけを取り立てるのはちょっともったいない。
店名の由来「pool」はひっくり返すと「loop」になる、という話を聞かせてくれたのは店長の佐藤さん。
あえてジャンルを絞らずに多彩な魅力を持たせることで、この空間に様々な人が自然と集まる 。そしてそこでの出会いや思想が新たな発想や創造を生み出し、無限にループしていく……。
そんなスタッフの理想と想いを乗せて、同店は’21年8月にオープンした。
バリスタによる上質な一杯
バリスタは、国籍はじめ多彩なバックボーンを持つプロフェッショナル。提供のクオリティテストも行なっていて、高い技術がその美味しさを支えている。
コミュニケーションを大切にしている同店のスタッフは、みなとってもフレンドリー。コーヒーにまつわるニッチな話はもちろん、映画や音楽など、他愛のないおしゃべりも楽しい。
豆の風味をシンプルに楽しめる「アメリカーノ」は珍しい産地の個性が活きたスペシャルな豆も用意。旅する気分を味わってほしいと、約3ヶ月ごとに内容も変えているそうだ。
合わせて楽しみたいとっておきスイーツ
コーヒーとの相性もしっかり考慮されたスイーツは「カフェスイーツのトップレベル」を目指しているそうで、売り切れ必至の人気ぶり。
オリジナルレシピの自家製で、さらなる美味しさを目指して常にブラッシュアップし続けている。
レモネードやクラフトコーラといった自家製シロップのドリンクもあるので、コーヒーが苦手な人はぜひそちらをどうぞ。
好奇心をくすぐる“セカンドプレイス”
街中のカフェだから、当然ショッピングの合間にちょっと休憩……というゲストも多いけれど、店内はwi-fiと電源も完備され、コーヒーを片手に仕事や勉強をするスペースとしても最高の場所だ。
ちょっと考えに煮詰まればぼんやりと壁画を眺めたり、ずらりと並ぶ本のタイトルからふと素敵なアイディアが生まれたり。何を隠そう私自身もその恩恵を受けているから、これは間違いない。
コワーキングスペースほど人との距離が密接ではなく、でも誰かとふんわり繋がっていられるようなおおらかさと、程よいホーム感。
きっとここは、誰かのもう一つの居場所だ。
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店名
プールpoool Espresso&Work
- TEL なし
- 住所 北海道札幌市中央区北2条西3丁目1-29 タケサトビル1F
- アクセス チ・カ・ホ3番出口より約2分
- 駐車場 なし
- 営業時間 9:00〜22:00 *LO 21:30
- 定休日 なし
- 席数 75席/禁煙
- 子供の利用 OK
- URL https://www.instagram.com/pooolpooolpoool