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【第2回目】プロスノーボーダー・POWジャパン代表の小松吾郎さんにお話を伺いました

ライフスタイル 2022年2月28日

2 0 3 0 年北海道・札幌オリンピック・パラリンピック冬季競技大会が実現すると、私たちの街・札幌はどのような姿へと変貌を遂げるのでしょうか?
プロスノーボーダー・POWジャパン代表の小松吾郎さんにお話を伺いました。

雪を守る=自然を守り、暮らしを守ること 冬季オリンピック・パラリンピックを 環境問題を考えるきっかけにしたい

小松吾郎さんプロフィール

プロスノーボーダー・POWジャパン代表

1976年生まれ、札幌市出身。幼少期をニセコで過ごし、12歳でカナダBC州へ移住。現在は長野県大町市在住。顕在化する気候変動から自然のフィールドを守る環境団体「Protect Our Winters(以下 POW)ジャパン」代表。

豊かな自然と都市機能が調和した街 雪は貴重な資源であり、大切な宝物

雪を守る活動を続けている
雪を守る活動を続けている

 「北海道の雪」は世界的にも有名で、 すごく質のいい軽い雪が降ることで知られています。世界中の雪を知るプロのスキーヤー・スノーボーダーが、ただ滑るためだけに北海道を訪れたいと思うほど。なかでも札幌市は、豊富な積雪量と都会の利便性が両立している希少な都市。高度な都市機能を持ちながら豊かな自然に恵まれ、自然環境へのアクセスが良くウインタースポーツが身近なのも魅力です。〝冬〞や〝雪〞は一般的にネガティブなイメージで捉えられがちですが、北国の風土や文化・経済を形づくる、なくてはならないもの。私たちの大切な資源であり、宝物なんです。

2030札幌冬季オリパラの実現が 環境問題を考える一歩となるように

 私が代表理事を務める「POWジャパン」は、スノーコミュニティが中心となって気候変動から冬を守る様々な活動を行なっています。「冬が短くても、雪が少なくてもいいのでは?」という意見もありますが、気候変動は冬だけの問題ではなく、近年の猛暑や台風の増加、それらによる河川の氾濫や土砂災害、都市機能の麻痺など、私たちの生活や生命を脅かしかねない深刻な問題です。冬季オリパラは自然環境を利用したスポーツが多いので、大会招致を機に市民一人ひとりが環境問題に目を向け、気候変動対策を考える一歩となって欲しい。大会を通じて「雪を守り、自然環境を守る」と言う姿勢を示すことが、札幌市から世界へ、そして未来へと繋がるメッセージになるのではないでしょうか

地球温暖化に取り組む団体などとコラボし、気候変動から雪を守る活動をしている

※2021/4/1以降の各記載価格はすべて消費税込価格となります。
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