【第36回】札幌市を拠点とするブラインドサッカーチーム「ナマーラ北海道」の選手にお話を伺いました。

ライフスタイル 2025年11月20日

スポーツには、言葉、性別、人種、障がいなどの壁はありません。
そして健康や生きがいづくり、地域や経済の活性化、国際交流などに密接に関わり、人と人、企業と企業、北海道・札幌のモノ・コトをつなぐ大切な役割を担っています。このようなスポーツによるまちづくりについて、
札幌市を拠点とするブラインドサッカーチーム「ナマーラ北海道」の木村選手、田中選手にお話を伺いました。

想像力と集中力で挑む真剣勝負、音を感じ声でつながる〝もうひとつのサッカー〞

ナマーラ北海道選手プロフィール

(左) 木村 侑平 さん

1996年生まれ、帯広市出身。チームキャプテン/競技歴9年

 

(右) 田中 雄太 さん

1993年生まれ、兵庫県三田市出身。副キャプテン/競技歴3年

垣根を越えて楽しむフィールド このまちに、仲間の輪を広げたい

(木)ブラインドサッカーを始めたのは大学生の時。双子の兄がチームの創立メンバーで、練習に誘われたのがきっかけでした。サッカー経験があり自信もあったのですが、いざやってみると想像以上に難しくて何もできない(笑)。でもそこが逆に面白かった。「上手くいかない」「でももう少しでつかめそう」という感覚が、初めてサッカーを覚えた頃の高揚感を思い出させてくれたんです。

 

(田)僕は30歳を過ぎてから始めました。視力の低下をきっかけに、視覚に頼らない新しい趣味や活動を見つけたいと思っていたんです。昔やっていたサッカーに、違う形でもう一度挑戦できることも魅力でした。難しいけれど、少しずつ成長していけるのが楽しいですね。

 

(木)ブラインドサッカーは、視覚障がいの程度に関係なく、全員がアイマスクをつけ、同じ条件でプレーします。見える人も見えない人も、同じピッチで真剣勝負できる――その公平さが魅力です。音を頼りに状況を描き、頭の中で再構成していく、〝想像力と集中力のスポーツ〞です。

 

(田)チーム一丸となってゴールを決めた時の一体感も格別です。ゴール裏の「ガイドコーラー」の声を頼りに、全員がイメージを共有して動く。自分ひとりの力ではつかめない瞬間を、仲間の声と信頼が導いてくれる。観戦すると、音とスピードの迫力にも驚かれると思います。

 

(木・田)練習は毎週日曜日。年齢も職業もさまざまなメンバーが集まり、大会での勝利を目標に連携と基礎を磨いています。選手やサポートスタッフは随時募集中で、見学も大歓迎。SNSでも活動を発信していますので、気軽に連絡してください。ブラインドサッカーは障がいの有無や性別に関係なく、誰もが一緒に楽しめるスポーツ。みんなでこの輪を少しずつ広げていけたらうれしいです!

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