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【たすけてドクター】140. 生理前の体のだるさと発熱が悩みです
2018年8月1日

生理前の体のだるさと発熱が悩みです

Q. 生理前の体のだるさと発熱に悩んでいます。仕事を1日休むこともあるのですが、病院で受診したほうが良いでしょうか?
(27歳・会社員)

A. 生理前のだるさ、発熱ということですが「月経前症候群」の症状ですネ。女性は普通、生理が来る2週間ほど前に排卵が起こり黄体期に入りますが、このときに分泌される黄体ホルモンが原因で色々な“不快”が出ます。

  ただし、黄体ホルモンだけが原因なのではなく、色々な説があり、まとまった見解はありません。また、全く症状のない人もいるので、個人差が大きいといえます。症状としてはだるさのほかに眠気、甘いものが欲しくなる、イライラする、落ち込みやすい、便秘になる(まれに下痢をする人もいます)、むくみやすい、頭痛、寒気がして「風邪かな」と思うなど、様々な症状がありますが、黄体ホルモンは体温を上げる働きがあるので、37℃ぐらいの微熱が出る人もいます。

 

  さて治療法ですが、女性特有のホルモンサイクルに根ざした病態で、症状も多岐に渡るため、特効薬はないのが現状です。

低用量ピルで症状が緩和される場合もありますが、全ての人に効くとは限りません。落ち込みなどの精神症状には西洋薬を処方することもありますが、漢方薬もよく使われます。西洋薬ではそれぞれの症状に対して処方がなされるため、薬の数が増えがちですが、漢方薬は1剤で様々な症状に対処できるので、うまくいけば1種類の漢方薬で症状が緩和されることもあります。


  例えば、質問の方の場合は漢方的に『気虚』の状態ですので、薬はまず「補中益気湯」が考えられるでしょうか。女性の場合は骨盤内が“うっ血”して血液の流れが悪くなっていることが多く、月経前症候群や月経痛の原因になっているので、これを改善する漢方薬を併用した方が良い場合が多々あります。ただ、どの漢方薬が合っているのかは、症状だけから判断することはできないので、患者さんを実際に診察してみることが必要です。


  漢方薬はピルなどほかの西洋医学的な治療と併行して構いませんので、西洋と東洋のどちらにするか、という選択に迷う必要はありません。会社を休まなければならないほどの辛さであれば、1度婦人科で相談することをお勧めします。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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