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【たすけてドクター】144. 生理が止まり、更年期のような症状に悩んでいます

2018年8月1日

生理が止まり、更年期のような症状に悩んでいます

Q. 6年ほど前、急激に痩せてから生理が止まり婦人科に通っています。また、2年ほど前からは腰痛やほてりなど、更年期のような症状が出て困っています。体重を増やすことで生理周期は順調になるのでしょうか。
(34歳・会社員)

A.  生理が来なくなる、いわゆる「無月経」は色々な原因によって起こります。妊娠を別にすると、よくあるのはストレスによって一時的に止まるもので、一種類の女性ホルモンを補充すれば生理が開始します。これは比較的軽く「第1度無月経」と呼ばれ、自然に排卵が復活することが多いです。


   これに対し、若い女性に見られる体重減少性無月経は2種類の女性ホルモンを同時に使用しなければ、生理(様出血)が発来しないことが多く「第2度無月経」といって「第1度」よりは“重い”無月経になります。ただし、この場合のホルモン剤は表面上の出血を起こさせるだけのものですので、排卵させてから正規の生理をもたらしているわけではありません。

 

   体重が減少するとなぜ生理が来なくなるかと言いますと、食欲を司っている脳の中枢が女性ホルモンを分泌させる中枢の側にあるので、食欲の異常がホルモン中枢に影響を与えるからだろうと考えられています。また皮下脂肪においても、ある種の女性ホルモンを分泌しているので、脂肪そのものの減少がホルモンの動きに影響を与えていることも考えられます。

 

   体の不調さは、女性ホルモンの低下による自律神経失調症であろう、と思われますので、とにかく体重を元に戻すことが先決です。体重が復活すれば排卵が起き、自然に生理が来るはずです。あまり長い間、痩せている状態を続けていてはいけません。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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