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【たすけてドクター(胃腸科)】022. 菜食生活における便秘を改善したい!

2018年8月1日

就寝何時間前の食事が理想? 極度の眠気も悩み

Q. 菜食生活を心がけているのですが、便秘になることが多くて悩んでいます。便通をよくするためには、今の菜食生活にどのようなことをプラスすべきなのか、アドバイスをお願いします。

(30歳・女性)

A.  野菜や海草が重要

 便秘の人は、野菜や海草などの食物繊維を多く含む食べ物を食べた方がよいと言われます。それは食物繊維が水分を吸収し膨張することで、腸壁を刺激したり伸展することから便の通過がよくなり、腸の働きが促進され便秘が改善されるのです。したがって、質問者のように菜食生活を送っているということは悪くないと思います。

 

タンパク質の摂取を

 しかし、普通の食事をしていて野菜類を多くとるのと、菜食だけで量も少なくご飯や肉類、魚類を食べないというのでは意味が違います。後者の場合、便が作られるだけの充分な量がない可能性もあります。人間の体がスムーズに働くためには、やはりある一定のカロリーとタンパク質、脂肪、炭水化物などの栄養素が必要です。菜食生活ですと、どうしてもタンパク質の摂取が少なくなる可能性があります。豆腐や納豆などの植物性タンパク質や脂肪をとらないようにしているのであれば、魚類から動物性のタンパク質をとるようにし、栄養のバランスに気をつけてください。バランスが良くなれば、胃腸のリズムもよくなってくると思います。

 

本来の便秘ではない可能性

 本当の便秘の場合は何日も便通がなくお腹が張り、出るときは最初に硬い便が出て、量もそれなりに出ます。コロコロとした便が少量ながら毎日出る、軟らかい便が毎日出るが量が少ない、などは本来の便秘ではない可能性もあります。ご自分の食生活や便の状態をもう一度見直してみてください。

poroco本誌過去掲載分から一部抜粋で掲載しています。

 

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