さっぽろカフェ連載(47)/NOWHERE COFFEE
愛らしいビルのおしゃれな一軒
そこに暮らす人々の息づかいを肌で感じるような、
穏やかなぬくもりがある北34条エリア。
正直、用事がなければなかなか立ち寄ることもない場所だったけれど、
素敵なお店ができたと聞きつけて、久しぶりに降り立ってみることにした。
そのお店が「NOWHERE COFFEE」。
丸い窓や三角屋根のような飾りがかわいい3階建ての古いビル。
一面の窓は南側を向いていて、差し込む陽光もやさしい。
甘さを抑えた、それでいて冷たさを感じさせないシンプルなインテリア。
さりげなく飾られたドライフラワーと、たまごみたいな黄色い天井が空間に彩りを添えている。
シンプルで繊細なおやつ
「できるだけ北海道のものを提供したいと思っていて、難しければ国産で」
オーナーのそんな言葉を聞きながらメニューに目を落とす。
スペシャルティコーヒーのほか、
蝦夷ヨモギなどをブレンドしたハーブティ、
多彩なジャパニーズウイスキーなどが並んでいる。
“1日20食限定”の言葉に惹かれて、この日はプリンを注文。コーヒーはエチオピアのナチュラルをお願いした。
軽やかな果実みのあるコーヒーの美味しさは言わずもがな、プリンは固まるギリギリを攻めたふるふるの口あたり。
添えられた小豆のほんのりとした塩気と食感が、
まろやかなプリンと溶け合って思わず頬が緩んでしまう。
ティータイムとお酒のおとも
おやつはほかにもいろいろ。
廃棄されるオレンジの皮を使用したサステナブルな「BAKE-O」のオレンジケーキは、なんと14種類。
定番だけでなく、シナモンなどのスパイスが効いたものや、ルビーチョコレート、ゴルゴンゾーラなど個性豊かにラインナップ。
そして驚くほどしっとり食感「asa scone」のスコーンもぜひ。
こちらもフレーバーが多彩で、スイーツ系のほか「オニオンチェダー」や「岩塩」といった甘じょっぱいものも揃う。
小腹を満たすのにもちょうどいい、ふた口くらいのサイズ感だ。
お店では16種類の中から4種類ほどをセレクト。
どちらもティータイムのコーヒーから、
ちょっと一杯飲みたいときのお酒とも相性抜群。
テイクアウトもできるので、手みやげにもよさそう。
仕事帰りの気軽な一杯にも
日暮れの後、お店からはあたたかな灯りが漏れていて
アスファルトをぼんやり照らしている。
昼とはまた違った、和やかな談笑と心地いい音楽。
肩の力が抜けるような時間がゆるりと流れている。
つい最近、カレーの提供もスタートしたそうで、
近々、各地のコーヒーロースターによるイベントや
アーティストによる個展なども開催予定とのこと。
おもしろい人の周りにはおもしろい人が自然と集まってくるのだな、と改めて感じる。
今後も目が離せない一軒だ。
NOWHERE COFFEE
札幌市北区北34条西3丁目1-3
※記載価格はすべて税込です。
※掲載情報は取材時点のものです。施設内容やメニューなどは変更になる場合があります。
-
店名
ノーウェアー コーヒーNOWHERE COFFEE
- TEL 090-5220-8140
- 住所 北海道札幌市北区北34条西3丁目1-3
- アクセス 地下鉄北34条駅1番出口すぐ
- 駐車場 なし
- 営業時間 12:00〜22:00(金〜日曜は〜23:00)
- 定休日 木曜
- 席数 10席/禁煙
- 子供の利用 OK
- URL https://www.instagram.com/_nowherecoffee/