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さっぽろカフェ連載(11)/Cafe la BASTILLE

グルメ 2019年8月16日

ひっそりと佇む大人の隠れ家

大きな看板は出ておらず、知らなければ通り過ぎてしまうほどにひっそりと佇む。
大きな看板は出ておらず、知らなければ通り過ぎてしまうほどにひっそりと佇む。

百貨店やショッピングビルが立ち並ぶ南1条通りを一本路地に入ると、急に喧騒から抜け静かになる。そんな場所にひっそりと佇むのが「Cafe la BASTILLE」だ。

白い漆喰の塀に囲まれ、真っ赤なテントが目印の同店。20年以上にわたり愛され続け、場所柄、ショッピングの途中で立ち寄る人や、休憩中と思しきサラリーマンが昼夜問わずに次々と訪れる。

 

海外の一軒家をイメージしたインテリア

曲線をうまく取り入れた個性的な店内。壁にはアート作品も飾られている。
曲線をうまく取り入れた個性的な店内。壁にはアート作品も飾られている。

一歩足を踏み入れると、まるで海外に迷い込んだような気分になる。話を伺うと、内装を手がけたデザイナーがフランスの田舎街にあるような一軒家をイメージして造ったのだそうだ。カウンターのほか半個室のような空間もあり、ほどよくプライベート感があって、ゆっくり過ごすのにはうってつけ。

ここでは若い女性たちがケーキを食べるすぐ横で、新聞を広げる年配の男性がいたりするのをよく見かける。そんなとき、カフェ本来の姿を垣間見られた気がしてうれしい気分になる。

 

昔から変わらぬ看板メニュー

「レアチーズケーキ」550円。プラス350円(ともに税込)でドリンク付きにできる。
「レアチーズケーキ」550円。プラス350円(ともに税込)でドリンク付きにできる。

看板メニューはオープン当時から変わらぬレシピで作られている「レアチーズケーキ」。いわゆるクレームダンジュと呼ばれるタイプのチーズケーキで、シンプルながら、なめらかな舌ざわりとコクを楽しめる。とろりと仕上げに纏わせた甘酸っぱいブルーベリーソースとの相性は言うまでもない。

ネルドリップで入れるコーヒーと合わせるのはもちろんだが、お酒が好きな人ならぜひワインと一緒に食べたい濃厚な味わい。

 

ランチタイムにもおすすめ

パンメニューは19:00までの限定。「クロックムッシュ」550円(税込)
パンメニューは19:00までの限定。「クロックムッシュ」550円(税込)

また、ランチタイムに訪れたら、パンを使った軽食メニューをどうぞ。

たっぷりのホワイトソースとハムを使った焼きたての「クロックムッシュ」は、ナイフを入れた瞬間にとろけだすチーズに心ときめくこと間違いなし!

いつもの場所にいつもの美味しさがある幸せ。手のひらにおさまる薄手の美しいカップの中には、今日も琥珀色の雫が輝いている。

 

※2021/4/1以降の各記載価格はすべて消費税込価格となります。
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SHOP INFO
  • 店名
    カフェ ラ バスティーユ
    Cafe la BASTILLE
  • TEL 011-241-5553
  • 住所 北海道札幌市中央区大通西1丁目15-3 大通KHビル1F
  • アクセス 地下鉄大通駅26番出口よりすぐ
  • 駐車場 なし
  • 営業時間 *M 9:30~*LO 11:30/*T 11:30~22:00 *LO 21:30 
  • 定休日 月曜
  • 料金目安 「ブレンド」550円(税込)
  • カード 不可
  • 席数 25席/喫煙可
  • 子供の利用 不可
  • URL https://www.instagram.com/cafe_la_bastille_tsuda/
この記事を書いた人
小澤和歌子

編集者&文筆家。札幌を中心に暮らしやグルメについて取材・執筆を行なう。

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